和なおすすめ本のご紹介。
日本の小物 □江戸 □京都 □雑誌 □美術 □歌舞伎 



新雛形ぽち袋―しゃれ紋・歌舞伎・変わり折り
マール社編集部/マール社/ISBN:4837306292

ぽち袋が「雛形(切り取って使える展開図)」になった可愛い本。小粋な紋や歌舞伎文様など、デザインも装丁もとてもステキ。歌舞伎役者、中村芝雀丈や坂東玉三郎丈もコメントを寄せています。手元に置いて眺めたい、日本の美とデザインのエッセンスがぎゅっと詰まった本です。



まめざら
貴道裕子 著/スーパーエディション/ISBN:4915743039

てのひらサイズの、ちいさな芸術『まめざら』。京都は縄手古門通にある骨董屋のご主人が集めたまめざらコレクションの本です。実物に合わせた10cm四方の本の中のまめざらは、どれも美しくかわいらしく、昔の職人達の確かな技とおおらかな創造力に感動します。本はちょっと値段が高めですが、それを上回る満足感。日本人が忘れかけた美意識がここにあります。祇園の本屋さんで偶然見つけ、一目惚れして購入。



ぽちぶくろ
貴道裕子 著/スーパーエディション/ISBN:4915743055

小さな紙切れだけれど、いろいろな遊び心が詰まっているぽち袋。
一度使ったら捨ててしまうものでも、こだわりの意匠をこらす江戸っ子の粋なセンスが感じられます。



おびどめ
貴道裕子 著/スーパーエディション/ISBN: 4915743047

確かな審美眼で選び抜かれた、美しいおびどめたち。
いつかはコレクションしてみたいものです。



江戸千代紙
広瀬辰五郎 著/青幻社/ISBN:491609462X

現代のデザイナーも舌を巻く、千代紙は美しいデザインの宝庫。江戸っ子の遊び心と粋な精神がここにあります。老舗「いせ辰」の解説をもとに、色とりどりの千代紙の世界が満喫できます。



江戸アルキ帖
 杉浦日向子 著/新潮文庫/ISBN:4101149119

あわただしい日常に疲れたら江戸へ。免許を取ってタイムトリップすれば、ゆったりと時の流れる町が迎えてくれます。この本は著者が江戸に行ったつもりで書いた、絵日記仕立てになっています。
見開きごとにある豊富なカラーイラストは、行ったことがないのにどこか懐かしい、昔を思い出すようです。さっぱりしていてクヨクヨしない、素顔の江戸が見えてきます。現代と江戸がクロスする1冊。



京都カフェ案内
 木村衣有子 著/平凡社/ISBN:4582544231

コーヒー好きにはたまらない、京都はカフェの街。歩いて廻れる距離に老舗、名店がひしめきあっています。グラフィカルでオシャレな装丁のなかに、京都在住の著者がこだわりの目で選んだ名店が紹介されています。関係者の語る、京都小話もステキ。京都のハイソな雰囲気は、こんなところから来ているのかもしれませんね。



月刊 京都
 月刊誌/白川書院

京都マニア必見!(笑)京都を探索する京都オンリーの雑誌です。地元の出版社が発行しているので、隠れた地元ネタが豊富。こんな雑誌がありえるのも、京都ならでは。Webからも購入できます。



都のかほり 京都
 アスキーコミュニケーションズ/ISBN:4776200430

雑多なガイドブックにはもう飽き飽き! TV朝日で毎週月〜金曜 20:54から放送されている「都のかほり」が本になりました。
美しい写真、美しい装丁、美しい都が旅ゴコロを誘います。ページをめくるたび、上質な京都が味わえます。これぞ京都ガイド決定版。



casa BRUTUS
 vol.34 2003年1月号/マガジンハウス

アーキテクチャー、ファッション、グラフィック etc...‘デザイン’と名の付くモノの今を伝えるオシャレ雑誌カーサ・ブルータス。03年1月号は、「ニッポン再発見」と銘打って海外で吹き荒れるジャパニズム旋風を特集しています。GUCCI、Louis Vuitton もすっかりジャパネスク。海外デザイナーのフィルターを通した日本のデザインは、とっても新鮮です。



家庭画報 INTERNATIONAL EDITION
世界文化社

世界に向けて日本文化を紹介する英文雑誌。格調の高いセレブな情報が載っています。英語が読めなくても大丈夫、巻末に和訳が載っています。



新潮日本美術文庫
新潮文庫

美術本といえば、大きくて重くて高額なものばかりですが、こちらはA5サイズで小さくて、お値段も手頃。図録はもちろんカラー。画家ごとに1冊になっているので、好きな画家の本を揃えられます。



私事―死んだつもりで生きている―
中村雀右衛門 著/岩波書店/ISBN:4000257552

「不思議なもので、戦争という厳しい日常のなかでも、人は美しいものを、心のどこかで見たいと探しているのです」*

85歳を迎える今でもなお美しい演技を見せる歌舞伎界最高の女形、中村雀右衛門丈の半生を書いたもの。歌舞伎の御曹司として生まれ、幸せだった少年時代から一転、戦争に徴兵され、東南アジアの戦地で死線を彷徨う。幸い命を落とすことなく日本に戻ってみると、父親の大谷友右衛門は地震で亡くなっていた。途方に暮れるところを七代目松本幸四郎が面倒を見てくれ、「女形になりなさい」と言われる。27歳からの遅いスタートだが、「60歳にならないとものにならない」と言われ、時には死を考える辛い時もあったが、好きな歌舞伎ができることを心の支えに生きてきた。81歳の時、『熊谷陣屋』の相模を演じたとき、花道を一歩二歩と歩くうち、我が子を思う相模の気持ちが自分の体に乗り移って「心身ともに一体となった」という。歌舞伎界のトップに立った今も、「まだまだです」という謙虚な姿勢が素晴らしい。「自分も頑張ろう」という気持ちにさせてくれる一冊です。
*『私事』より引用



山川静夫の歌舞伎十八選
山川静夫 著/講談社カルチャーブックス/ISBN:4061980106

豊富なカラー写真、演目の選択、的をついた解説、どれを取ってもとてもわかりやすい初心者にはうれしい本です。



歌舞伎鑑賞ガイド
おくだ健太郎 著/小学館/ISBN:4096061018

解説がおもしろくて、カラー写真も豊富。オススメ演目と登場人物に的を絞り、歌舞伎に興味が湧く構成。今ふうにわかりやすく解説されています。



歌舞伎の名セリフ―粋で鯔背なニッポン語―
中村勘太郎 著/カッパブックス/ISBN:4334007449

「知らざァ言って聞かせやしょう」など有名な歌舞伎の名セリフが役者の視点で綴られた一冊。現代っ子の著者の気持ちもポロリ。白浪五人男の名セリフ・現代版もあったりして笑えます。モノがあふれる現代よりも、昔人のココロはずっと豊かで、美しい言葉があったのです。

【和な暮らし】